「UAE」とはどんな治療法?
UAEをすごーく簡単に説明すると、お腹を切らずカテーテルを使って子宮筋腫に栄養がいかないよう血流を止めるという治療法です。子宮筋腫に栄養が行かなければ徐々に小さくなることが期待できます。
UAE治療の流れ
UAEについて地元の大学病院に詳しい話を聞きに行きました。
UAE治療は婦人科と放射線科のふたつの科にかかることになります。実際治療を行うのは放射線科になります。入院も放射線科の病棟になります。
まずはUAEが適用になるかの検査が必要になります。
治療の流れは以下のようになります。
- 診察
- MRI検査
- UAE適用の決定
- 入院
- UAE
- 退院(5日〜1週間)
- MRI検査・診察(1・3・6・12ヶ月後)
入院期間はおよそ5日程度で、入院当日にUAEを行います。手術は1〜2時間。その後4〜6時間ほど足を固定して安静にします。順調に回復したら退院になります。術後2週間は安静にしますが、その後は普通の生活に戻れるとのことでした。
UAEのメリット・デメリット
治療のメリットとデメリットの説明も受けました。
・子宮を残すことができる
・子宮筋腫を縮小させることによって、筋腫による圧迫症状、月経過多、痛みなどの症状を改善できる
・傷がほとんど残らない(数ミリ程度)
・局所麻酔なので体の負担が少ない
・入院期間が短く社会復帰が早い
・将来妊娠を希望する場合には適用できない
・10〜20%の割合で効果が低い場合や再発の可能性がある
・再治療が必要なことがある
・副作用(強い疼痛、嘔吐、発熱、子宮感染症、卵巣機能不全など)
どうしてもデメリットが気になってしまいますが、どんな治療法にも必ずリスクはあります。
卵巣機能不全については他の手術の場合でも起こることがあると聞きます。ですがほとんどが45歳以上で発生しているそうです。
おわりに
診察、MRI検査を行ったら「ここまできたら、適用できるならUAEを受けてみよう」という気持ちになりました。
そして無事OKが出たので早速1ヶ月後に入院することに決めました。